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― 自分のサイトを作ろうとは思わないですか?
うーん。思ったことはあるんですけど。自主規制してました(笑)
でも、今度本を出版することになって、出すからには少しでも多くの方に知っていただきたいと思うので、そのためのサイトを作ろうかな、と思案中です。作品を置いただけの、素っ気ないサイトになってしまうかもしれませんが。じゃないと、ほんとに、ミイラ取りがミイラになっちゃいそうなのでー。 ― 今回ネオブックから出る本の原稿は、ネット発表分とは別に書き進められたのですか?
はい。まったくの別物です。 ― ネットに適した文章と、紙で読むのに適した文章があるということですね。
そうですね。これは、わたしの好みの問題かもしれませんけど。 でも、言葉や情景を積み重ねて、ゆっくりと静かに進んでいくような文章。読み手が、少しずつ引きずり込まれていって、いつのまにか深くはまってしまうようなもの。こういう文章を味わうのは、「紙」でないと難しい。ネットだと、読んでいて、上滑りしてしまう、というか。なかなか、入り込めないんですね。だから、「いつのまにか」まで辿り着くことができない。 ― じゃあ、ミメイさんは意識的に書き分けてるんですね。
自分は、ふつうに書くと、どっちかといえば、後者のほうだと思うんです。味わいがあるかどうかは、別にして(笑) ― 本に収録する原稿はどんな風に選んだんですか?今回本にする原稿は、すでに書き上げてあった物の中から選ぶことにしました。とりあえず候補作をいくつか絞ったあと、それら全てに手を入れていったんですが、これがなかなか遅々として進まず。ほんと、編集者さんには、あれこれとご迷惑をおかけしました。 その他に、このタブロイドに掲載していただいた短編も、入れさせて頂くことにしました。短編集なので、同じようなトーンの作品を揃えたい、と考えたら、このタブロイドの為に書いたものになってしまったんです。タブロイド愛読者の方々には、申しわけないのですが。 ただ、ひとつ言わせていただければ、同じ作品でも、今度は、「本」ならではの「縦書き」の味わいを感じて頂けるのではないか、と。縦書きと横書きの、マジック。この読み比べができるのは、タブロイド愛読者の皆さまだけですから(笑) ― 本にまとめてみた感想はどうですか?
そうですねーー。ひとことで言って、大変でしたー(笑) 今までも、そういう意識はあったはずなのに、それでも、気づかないうちに、ひとりよがりになってしまっている部分っていうのが、けっこうあるもんなんですね。 「本」にするということになって、初めて、ほんとに「読み手」を意識することができたのかもしれません。そういう意味では、ほんとうに、「勉強させていただきましたー」(礼)っていう感じです。 ― 本にするときは「完成させる」意識が高かったのでしょうか?うーん。元々、ひとつの作品を完成させるためには、自分が納得できるまで、しつこく推敲するほうなんですけど。それが、自分の中での満足のためだけではなくて、読んでくださる人にとっての満足とは、どういうものか?ってことを考えるようになった、というか。あ、それが、ほんとの意味での「作品の完成」というものなのか……。今初めて、気づきました(笑) ― それでは、最後にミメイさんから本のアピールをしてください。この本のテーマをひとことで言うと、「オンナは怖い」といったところでしょうか。ちょっと歪んだ愛、ちょっと方向を間違えてしまった愛のオハナシ。ホラーではないけれど、どことなくゾワッとするような物語を集めてみました。真夏の寝苦しい夜に、ぜひ1冊。夢でうなされるかもしれませんが(笑)しんと静かに、じわじわと沁みいるミメイワールドをお楽しみいただけたら嬉しいです。(↑もどる) | |||
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ミメイさんが日々どこで書いて暮らしているの?そして今回本になったモノはどうやって作られたの?本にしてみたことで変わったことはどんなこと…?
ミメイさんの初めての本「