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ミ・メディア感想

この1冊 田川未明 「ミ・メディア」(小日向とわさん)


どんな名医でも、自分で自分を解剖することはできない。
でも、もしそれができるとしたら。
たぶん「楽しむ」ということを知ってる名医だけが
喜々としながら冷静にかっさばいていくんじゃないかと思う。

「ミ・メディア」という本で、田川未明さんは
ご自身を見事にかっさばいてらっしゃる。
本書の「あとがき」にご自身で書かれているが、
最初はこの企画に「正直躊躇した」そうだ。
でも、不安とか懸念とかいうものさえ
モノをつくるチカラにしてしまっている。

「楽しむ」というのは、そういうことなのかもしれない。

ミメイ+メディア=「ミ・メディア」ということで
創られた本ではあるけれど、
そこに詰まっているのは
ミメイ+Dear=「ミメ・ディア」だった。
ミメイさんの親愛なるものが溢れている。
それは文芸であり、人との関わりであり、
どこからくるのかわからないほどの好奇心であり、
どことないやるせなさだったりする。

今年のミメイさんが、
どんな親愛なるものを描いてくれるのか
とても気になっている。
ペンでかっさばいてほしい。
まだ見せてない田川未明を。

(2005/01/05/Wed)


元記事URL:http://108-s.blog.drecom.jp/archive/129
小日向とわさんのブログ「とわ's語り」 http://108-s.blog.drecom.jp/




ミ・メディアを読んでくださったみなさんからいただいた感想、ブログに書いていただいた記事を、それぞれの方の許可をいただいて転載させていただきました。(元記事がウェブ上に残っている場合は、そのURLも併記しリンクしています)

 ■218ページ ■A5版 ■1,500円
 田川未明・著(監修:ゴザンス編集部) 発行:バーチャルクラスター
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